こんにちは!ISAMU(@burlesca_isa)です!
今回の対象読者は
- LANケーブルの選び方が分からない方
この記事を読むと
自分に合った適切なLANケーブルの選び方
が分かります。
僕はインフラエンジニアとして3年就業し、ネットワークの資格であるCCNA、CCNPを取得しました。
知識や経験を踏まえてLANケーブルの選び方を解説していきます。
LANケーブルの選び方
カテゴリとはケーブルの性能、品質で分けられたグループです。
CAT + 数値で表記されます。
現在販売されているカテゴリはCAT5~CAT7が一般的で、
カテゴリーの数値が高いほど、伝送速度と周波数が高性能になります。
カテゴリ | 速度 | 周波数 |
---|---|---|
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT6A(6e) | 10Gbps | 500MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
一般家庭はカテゴリCAT6で十分です
一般家庭で使用するカテゴリはCAT5e~6で十分です。
なぜなら、ほどんどの家庭では回線を1Gbpsで契約しているからです。
契約している通信速度以上のネットワークスピード出すことは不可能なので、
一般的に契約が多い通信速度である1Gbpsのケーブルを選択します。
カテゴリCAT5eとCAT6は通信速度は同じですが、周波数が約2倍違います。
周波数の数値が大きいほど大きなデータの転送が可能になります。
お金に余裕がある場合や動画を視聴する場合は
CAT6を選択するとよいでしょう。
CAT6Aの通信速度は10Gbps
CAT6Aの通信速度は10Gbpsありますが、
プロバイダと契約している通信速度がどのくらいの速度に対応しているかによって選びます。
例えば、auひかりホーム10ギガなどの高速ネットワーク回線を契約している場合には
CAT6Aを選択しましょう。
2018年3月1日からauひかりホーム10ギガ、auひかりホーム5ギガなどのサービスが開始されました。
カテゴリ7は性能が十分に発揮できない可能性が高い
カテゴリCAT7を使用するには下記の条件をクリアしている必要があります。
- 使用機器がSTPに対応していること
- アース線処理がされていること
条件を満たすことはほとんどないため、
カテゴリCAT6を購入するとよいでしょう。
CAT7以上をどうしても使用したいという方は、
機器が対応しているかなど、電気店で確認しながら購入することをおすすめします。
現在使用しているケーブルカテゴリの調べ方
現在使用しているケーブルのカテゴリは、
ケーブルの印字を見ることで調べることができます。
写真の場合はCAT5Eと印字されています。
通信速度(カテゴリ)
LANケーブルの種類については、あまり意識する必要はありません。
種類としてはストレートケーブルとクロスケーブルで分けられますが、
現在販売されている機器はストレートケーブルだけで接続可能だからです。
ただし、古い機器を使用している場合は、種類を意識する必要はあります。
少し詳しく説明すると、
ネットワーク接続機器にはMDIとMDI-Xという規格があります。
ケーブルの使い分け方として、
【ストレートケーブル】
MDI→MDI-Xで接続する場合に使用
・スイッチ→パソコン
【クロスケーブル】
MDI同士やMDI-X同士で接続する場合に使用
・ルータ→パソコン
・パソコン→パソコン
現在はAutoMDIという機能が備わっている為、
ケーブルの種類をユーザーが意識することはほとんどありません。
現在販売されているLANケーブルは、大体ストレートケーブルです。
形状
正直、一般的に知られているメーカーであれば
LANケーブルについては大差はないと思っています。
ただし、メーカーによってケーブルの直径が若干変わってきたり、
ツメが折れないなどの特徴を持っているケーブルも存在します。
基本的には、カテゴリや形状でLANケーブルを選び、
コストパフォーマンスで選択すればよいのではないでしょうか。
長いLANケーブルが必要な場合は販売されていないことが多く、
自作する必要が出てくる場合があります。
自作についての記事を書いていますので参考にしてみてください。
[nlink url=”https://kajirinyo.com/network_lancable”]