こんにちは!ISAMU(@burlesca_isa)です!
今回の対象読者は
- Ansibleについて知りたい方
- サーバー構築の自動化ツールを検討中の方
この記事を読むと
Ansibleのメリット
Ansible初心者向けのおすすめの参考書
が分かります。
私は約5年ほどインフラエンジニアとプログラマーとして就業してきました。
Ansibleは業務で使用することが多かったので、経験を踏まえて解説していきます。
Ansibleとは?Ansibleを覚えるメリット
Ansibleとは
Ansible(アンシブル)は構成管理ツールと呼ばれています。
構成管理ツールを使用すると、
複数のサーバー構築や、設定変更を統一的に制御できます。
Ansibleを覚えるメリット
Ansibleを覚えるメリットはサーバー構築や設定変更を自動化できることです。
OSの構築などを手作業ではなく、コードを使用して構築出来るため、
コマンドを実行すればコードの指示通りにサーバーの構築・設定が可能です。
プログラミングでインフラを構築することをInfrastructure as Codeといいます。
従来のインフラ構築作業は、
OSやハードウェアのセットアップなどは手作業で行っておりました。
オンプレミスなどの小規模環境では手作業でも可能でしたが、
クラウド環境では数百台のサーバーの構築や設定変更を行う場合があります。
手作業では到底不可能なので、大規模な環境では構成管理ツールを使うことが一般的です。
構成管理ツール「Chef」との比較
構成管理ツールで有名なオープンソースとしてChef(シェフ)があります。
Chefと比較したAnsibleのいいところを紹介します。
Ansibleはプログラムが簡単に書ける
Ansibleはプログラムを簡単に書くことが出来ます。
YAMLという記述方法で、プログラミング未経験者でも
少し勉強すればすぐに使うことが出来ます。
Ansibleは学習コストが低いです。
ChefはRubyを使用するため、
プログラミング未経験の場合は学習コストが高いです。
本格的にプログラムを書かなくてはならないため、
プログラミング未経験の方にはおすすめできません。
SSHがつながればすぐに使用できる
AnsibleはSSH接続が出来ればすぐに使用することが出来ます。
正確にはPythonも必要ですが、
LinuxにはPythonはデフォルトでインストールされているので、意識しなくても大丈夫です。
Chefは設定対象のサーバーに
エージェントソフトウェアのインストールが必要です。
Ansibleはクライアントにエージェントソフトウェアをインストールする必要がありません。
そのため、メンテナンスコストが少なく済みます。
インフラエンジニアは覚えることで武器になる
オンプレミスでの構築案件が減り、クラウドファーストとなった今では
Ansibleを覚えることで周りと差をつけることができます。
構成管理ツールを使用した自動構築は、人為的なミスを防ぐことが出来るため、
今後使用する企業はかなり増えてくると思います。
その時に構成管理ツールを使用出来る人材になっていれば
周りのエンジニアより一歩前にでることが出来ます。
転職にも有利になります
私の転職経験では、
面接の時にAnsibleでMysqlの自動構築案件を行ったことがあることを伝えると
ほぼ必ず高評価をもらっています。
おすすめの参考書
Ansible実践ガイド 第2版
Ansibleにはじめて触れる方におすすめです。
Ansibleの基礎から実務で使える知識まで学ぶことが出来ます。
次に紹介するオライリーの「初めてのAnsible」を読み進めるのが難しいと感じたため、
この本を購入しました。
初めてのAnsible
Ansibleの2冊めの参考書としておすすめです。
文字数はかなり多いので、
オライリー本に慣れている人は読み進めていけると思います。
すみません。この本は読了していません。
なぜなら、Ansible実践ガイドだけで基本はマスター出来ます。
購入した本なので一応紹介しました。